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(呉竹ホームページから引用)
用具選び
絵てがみを描く用具は何でもかまいません。
自分にあった用具を選び自由に表現すれば良いのですが、ここでは基本的な
[顔彩と墨と筆]の用具揃えをご紹介します。

●顔彩
日本画用の絵の具で、澄んだ美しい発色の色合いです。顔彩は色数を多く混ぜると濁るので、色混ぜは2色~3色までとし、できるだけそのままの色を使って下さい。初めは12~24色位のセットが使いやすいでしょう。また、1色ずつバラ売りもされているので好みの色を買い足せます。

●青墨
青墨を使用します。やわらかで落ちついた青みの灰色で顔彩の色を引き立てます。他に水墨画で使用されるねり墨(粘度の高い液体墨)なども使用できます。

●筆
墨を使う筆と色を塗る筆、2本を用意します。書道用の小筆で代用することも出来ますが、輪郭線用には穂先の長めの筆の方が線に強弱が出て、味のある線が描けます。彩色用には穂先の短めの日本画彩色用の筆が良いでしょう。また、各種水彩画用筆も使用できます。

●硯
はがき大の作品を描くのには大きな硯は必要ありません。学校書道などで使用していた硯で十分ですが、使用の際は硯をよく洗い、前の墨を落としてから使って下さい。

●ハガキ
ハガキはにじみが美しい画仙紙か、水彩紙のものなどをお好みに応じてお選び下さい。官製はがきは筆がすべったり、色が定着しにくいので、初心者にはおすすめできません。

●梅皿
絵の具をまぜるパレットです。白い小皿や、市販されている安価な簡易パレットでも代用できます。

●筆洗
筆を洗うのに使います。仕切のあるものなら筆を洗ったとき色が混ざらず便利ですが、空き瓶などを使用しても良いでしょう。

●印と印泥
印は消しゴムや石材などで自分のものを作りましょう。印泥とは朱肉のことで、いろいろな種類、色調のものがありますが安価な中国製のもので十分です。新品のものはへらで練ってから使います。


絵手紙の基本
●筆のおろしかた
糊づけされたままの穂先を指でつまんで、左右に折曲げるようにしてすべてバラバラにほぐしていきます。

●墨の磨り方
少量の水を硯の岡に注ぎ、大きな円を描くようにすります。すり終えたら硯の池に落し、またはじめから繰り返します。

●墨の付け方
墨を筆の根元までたっぷり含ませてから硯の縁で軽くしごき、さらに余分な墨をティッシュペーパーで軽くとってから描きはじめます。

●色の塗り方
顔彩の単色だけでは出せない色は梅皿などで2~3色混ぜて使います。混色を作る際は、試し描きのはがきを1枚用意して、色を確認しながら行うと良いでしょう。また、顔彩は乾くと色が少し薄くなるので多少濃いめの色を塗るようにします。

●絵手紙を描くポイント
1. 下描きをしないで、はがきからはみ出す位に大きく描く。
2. 着色は、うすい色から素早くぬり、余白を残す。
3. 添える言葉は、絵と合っていなくてもよい。自分の言葉を飾らずに書く。

出来上がった絵てがみは必ず誰かに送りましょう。心を込めて描いたものは、
きっと相手に喜ばれ、ますます絵てがみが楽しくなります。


●線の練習
はじめての人でも味のある線が描けます。半紙を1枚用意して、筆に墨をつけ、線の練習をしてみましょう。


1.筆のてっぺんを持つ
まず、筆のてっぺんをもち紙に対して垂直にたてます。こうすることで緊張感と集中力が生まれ、味のあるいい線となります。
2.左から右へゆっくり引く
半紙を横位置に置きます。肩の力を抜き、穂先に神経を集中して、なるべく細い線を左から右へゆっくりと引きます。
3.いろんな方向へ引く
右から左、上から下、下から上と線を引き、練習して下さい。筆を運ぶ速さは、10cmの直線を1分けて引く位の気持ちで行って下さい。
4.曲線の練習をする
次に渦巻きを描き曲線の練習をしてみましょう。渦の幅を同じにして、内から外に直線と同じく、ゆっくりと描いて下さい。
5.文字の練習をする
同じ持ち方のまま、文字の練習もしてみましょう。活字のような読みやすい字を書いてみて下さい。


絵手紙を描く
「絵は苦手だから・・・」と難しく考えることはありません。
絵てがみは上手に描こうと思わず、自分の思いのまま描いてみればいいのです。
下手な分だけ、気持ちを込めて描けば、いいのでのす。
個性がある絵や文字は魅力的なものです。
まずは身近なものから描いてみましょう。

●実際にリンゴを描いてみましょう
1.描く題材は身近なもので選んで下さい。
2.題材をよくみて、果物ならばヘタなどのポイントとなる部分から描きはじめます。
3.中央のくぼみや筋を描き、輪郭線をはがきから、はみ出すくらいに大きく描きます。
4.斑点なども墨で描き入れます。
5.彩色はうすい色から素早く塗ります。黄草や黄などを余白を残しながら全体に塗ります。
6.次に紅や紅梅、朱などの濃い色を塗っていきます。その際、先に塗ったうすい色に重なってもかまいません。
7.全て塗ってしまわずに、つやの部分等に余白を残して下さい。
8.ヘタ部分に岱赭<たいしゃ>(茶色)を塗り、
9.最後に言葉を添えます。自分の言葉を飾らずに書くことが大切です。
10.仕上げに印を押します。

ここがポイント
1. ポイントになるヘタから描きはじめる。
2. 丸みにそって色を塗る。
3. 光る部分を余白で残す。
4. 表面の特徴も描く。(斑点など)
5. とにかく大きく描いてみる。
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