書道雑誌 墨180号 2006年5・6月号 芸術新聞社
・特集 山頭火を書く
☆形になった"いのち"のことば
ふるさとを愛しながらも、行乞流転の生活を送り、ひたすら俳句と向き合った俳人・種田山頭火。彼にとって句作は生きることであり"いのち"でもあった。
山頭火が生み出すことばは、多くの人々にインスピレーションを与え、書や絵の題材としても用いられている。心にしみこむ山頭火の句を書で表現してみよう。
"いのち"のことばが「書」と出会ったとき、新たな書美が生まれる。
●鑑賞1 書で感じる山頭火
・ふるさと放浪 津金孝邦/ 鈴木まつ子/ 中野北溟
・自然 池田桂鳳/ 石飛博光/ 榎倉香邨
・生と死 貞政少登/ 林錦洞
・酒と水 野口白汀/ 吉川蕉仙
・揮毫作家10人のアンケート・プロフィール
●グラフ・評伝
・山頭火のあしあと
・初志貫徹の山頭火 文/ 村上護
●名句鑑賞
・ことばが歩く山頭火の句 文/ 坪内稔典
●鑑賞2 表現のバリエーション
・アートになった山頭火/ 田村空谷
・絵とともに書く山頭火/ 柴山抱海
・篆刻で表す山頭火/ 岩切誠
●レッスン
・基本の形式で書く 講師/ 添田耕心
・表現の幅を広げる 講師/ 砂本杏花
●インタビュー
・イラストレーターに聞く/ 佐藤三千彦
・漫画家に聞く/ いわしげ孝
・ふるさと名誉会長に聞く/ 富永鳩山
●句帖
●新連載
・書を感じる人たち1 森村泰昌
・私のほっとタイム1 齊藤香坡
・新現代の書の検証15 上條信山 文/ 田宮文平
・まんが日本書道ものがたり3 藤原佐理
